思い出・思い入れの
あるカフェ

──　思い出・思い入れのあるカフェをお聞かせください。
栗嫁：思い入れのあるカフェ・・・・
店主：はあ・・・
栗嫁：行かないんですよ。
──　カフェに行かれていなかった方がなぜカフェをやられるようになったのでしょうか？
店主：仲間内で料理が好評だったということもありましたが、自家焙煎コーヒーのお店に行って味的にあまり納得のいくお店がありませんでした。それだったら自分でやってみようかなというところがきっかけです。
──　コーヒーは元々お好きだったのでしょうか？
店主：飲み始めてまだ6年くらいなんですけど、前職がトラックドライバーでその時に毎日自分で淹れて飲むようになり好きになっていきました。

開業に至るきっかけ
（マイストーリー）

──　カフェ開業に至るきっかけをお聞かせください。
店主：やるなら自分で納得のいくコーヒーを出したいなと思いました。試してみるではないですけど、自分でやって通用するのかなと。チャレンジですね。全く仕事を変えたのもあるし、そこでどこまでこの世界で食いついていけるか試してみたかったので始めました。
──　納得のいくものはできていますか？　
店主：全然、まだまだですね。完成しないですね。満足してしまったらお店はもういいや、となってしまうと思うので。どんどん探求していかないとですね。
栗嫁：コーヒーは進化していくものなので、生産者さんのコーヒー豆農家さんも美味しいものを出そうと試行錯誤して、どんどん変わっていっているんですね。私たちも日々勉強してついていかないといけないですね。
店主：トレンドじゃないですけど、コーヒーの鑑定の中でも日々生成方法が変わっていて、今までなかったものを評価しないといけなかったりと対応していくのが大変ですね。

理想のカフェ

──　理想のカフェをお聞かせください。
店主：もっと大きい焙煎機を使い、卸をやってコーヒーを広めたいですね。
栗嫁：家庭でのコーヒーの飲み方をもっと普及したいですね。たまカフェレシピに掲載したようなことがすごくいいですね。
店主：理想は豆売りだけですね、本当は（笑）
──　完全にロースタリーですね？（笑）
栗嫁：ロースタリーがいいですね。この場所だから豆売りだけだと閉店してたかも・・・今はご新規のお客様より固定のお客様が多いですね。

お客さまとの交流について

──　気を使われている点をお聞かせください。
栗嫁：自転車のお客様が増えたので、交流のために自転車を始めました。お客様から道の話を聞かれると、全然わからなかったのでコミュニケーションのために始めてみました。
──　お二人でやられているのでしょうか？
栗嫁：私だけです！
店主：僕はやる気はさらさらないです（笑）
──　乗り始めた当初はどうでしたか？
栗嫁：今まではママチャリしか乗ったことがなくて、子供を乗せるとすごく重くて・・・それがロードバイクになるとすごく軽いんですよ。一漕ぎで進みますし、足の力もあまり要らない。それでカロリーも消費するのでいつか痩せると思って乗っています。
──　他にも接客で気をつけている点はありますか？
栗嫁：常連さんがいらしたら話しますし、自転車の方が来たら「今日はどこまで行くんですか？」とか、「帰りですか？」とか気候の話とかちょっとした一言を心掛けています。

ご自身の性格

──　ご主人の性格をお聞かせください。
栗嫁：寡黙な職人気質のマスター（店主に向けて）。
店主：本当は僕は短気なんです（笑）
──　奥さんの性格は？
栗嫁：表面は気さくとか明るいとか元気と言われます。接客業なので。
店主：性格か・・・若干だらしないですね（奥さんに向けて）。ものに対して適当ですね（笑）
──　お店でも家でもずっと一緒にいてうまくやっていますか？
栗嫁：揉めることはしょっちゅうです（笑）
店主：夫婦でずっとやっているので気を使わないという点では楽ですね。
──　将来的に人を雇おうという考えはあるのでしょうか？
栗嫁：あります。私たちは豆販売に集中したいのでカフェの方は誰かにやってもらいたいですね。
店主：ありがたいことに本当に焙煎が追いつかなくて・・・売り切ればかりになってしまうので。疲れたり気分が乗らないと焙煎は失敗するので人を雇ってその間に焙煎に集中したいですね。